2014/02/14

冬の本 (夏葉社)


2014.2.14
雪がたくさん降った。日本中降ったらしい。
予定を全て白紙にして家で家族と過ごした。
窓の外では昼過ぎまで雪が降っていた。

ユニコーンの「雪が降る町」という曲が昔から好きで、
雪が降るとついつい口ずさんでしまう。
中でも出だしのフレーズが好きだ。こんな感じで始まる。

だから嫌いだよ こんな日に出かけるの 人がやたら歩いてて 用もないのに

もうすぐ正月の年末で語り手の「僕」は田舎に久しぶりに帰ろうかな、とか彼女のこととか考えながら街の景色を眺めてる。
奥田民生という人は、、と話が逸れるので止めておく。

ぼくも人混みが嫌いで(好きな人はいないだろうけど)、年末年始なんか出来れば本を読んでお酒を飲んで蜜柑を食べて過ごしたい。
「冬の本」の背表紙に「冬は読書」とある。
そうだよ、冬は読書なんだ。布団に潜り込んで文庫本を開いたり、炬燵で雑誌をめくったり、こんな贅沢はそうはない。
「冬の本」はそんな冬と一冊の本に関する記憶や想いを84人の作家や書店員や音楽家や写真家など有名無名を問わず様々な人々が綴っている。
本っていいよね、読書する時間っていいよね、冬って不思議な季節だね、そんな愛情が溢れた本で、読後はいつも暖かい気持ちにさせてくれる。どこから読んでも、どこを読んでも。

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